子供は尿意を感じているか?
「オシッコが出る!」という感覚は、
子供はいつ位にわかるようになるのでしょうか。
大人であれば
膀胱の中に尿が溜まってくると、
膀胱の中の圧が上がって来て神経を刺激し、
尿意を感じ取ることが
できるようになっていると言われています。
普段、大人は当り前のように尿意を感じ取っていますが、
想像以上に複雑な動きがあり
体の他の機能の働きも加わっているのです。
しかしトイレトレーニングの時期の子供の場合は、
膀胱がまだ小さいので徐々に尿意を感じ取ることが難しく、
尿意を感じたとしても
その時には膀胱の中の尿がパンパンで、
トイレまで間に合わないということが起こるのです。
また1歳未満の子供とトイレトレーニングを開始して、
たとえ子供が尿意を感じていたとしても、
この時期の子供はそれを言葉や行動で表すことは
月齢的になかなか難しいと思います。
おそらく膀胱がまだ未発達の子供は、
尿意を感じるというよりは、
オシッコをもらしてしまった時の感覚の方が強く印象に残り、
「まずい!漏らしちゃう」という繰り返しの中で
尿意というものを理解するのではないでしょうか。
ですからトイレトレーニングの中でも、
トイレに間に合わず漏らしてしまう、
下着を濡らすなどは、
オムツはずしの中で大切な課程と言えるかもしれません。
たとえ子供が尿意を感じていなくても、
オシッコが出た瞬間体が震えたり脱力感があったりと、
体で感じている感覚は幼くてもあるので、
オシッコの量が増えてくれば尿意もわかりやすくなってくると思います。