オムツって何?
不思議なものです。
ずーっと紙オムツのお世話になっていたのに、
トイレトレーニングが順調で子供がパンツを履くようになると、
紙オムツの方に違和感を感じるようになります。
パンツを履くのが当たり前で、
紙オムツは赤ちゃんの履くもの
(少し前まで紙オムツだったのに…)という認識に段々変わっていきます。
それだけ、トイレトレーニングをすすめれば、
自立がすすんだということでもあります。
トイレトレーニングが完了した直後などは、
親も失敗を恐れて紙オムツを外出時などに持ち歩いたりしますが、
その時期も過ぎてしまうと、
親子で紙オムツのことはまったく忘れてしまいます。
押入れの奥に捨てられずに置いたある紙オムツに久々に対面すると、
子供は何か新しいものでも発見したように、
真顔で「これ何?」と聞いてきたりするので、
「紙オムツだよ」と言ってみるのですが、
もう自分が紙オムツをしていたことをすっかり忘れてしまっているのです。
子供のこれからの人生を思えば、
紙オムツをしている期間というのは本当に短いのだと改めて感じました。
第2子を出産する前に、
6年ぶりに紙オムツ売場に行くと
「また紙オムツのお世話になるんだな」 という気持ちと、
「トイレトレーニング大変だな」 という気持ちが同時にこみ上げてきました。
横にいた6歳の息子は紙オムツの見本を手にとり
「紙オムツって初めて触るけど、こんな風になっているんだ」 と言っていました。